先日、近所のダ〇ソーに立ち寄ったとき、
普段は寂しげなキッチン用品売り場に、珍しく人がたかっていた。それも若いオナゴたちが。

なんだろう、と疑問に思ったが、
なるほど、チョコレートを作るためだったのか。
 

こんなろくでなしの私にも、一応、青春時代というものが存在したようで、
当時、好意を寄せてくれる女子に手作りのプレゼントを頂いたりもした。
チョコレート、お菓子、マフラーなど。

でも、くれるのはいつも全く意中では無い女子ばかりで、
「ありがとう。」と笑顔で受け取っておきながら、
心の中では、「なんでくれちゃうんだよ…」と思っていた。
 
ダ〇ソーの真剣な表情のオナゴたちを見て、
あぁ、当時の女子たちもあんな風にして、
こんなろくでなしのために材料を準備して、想いを込めて作ってくれたのだろうか、
と妄想して、ちょっぴり心が痛んだ。
 
 
そうやって、調子に乗って偉そうに女子を吟味したりしてきたから、
結果、こうして惨めな日々を送るはめになってしまったのだ。
ざまー見ろ!と思っていますか?

もしタイムスリップして当時の自分に会うことができたら、
「何様のつもりだ!バチ当たりめ!」と、
思い切りパンチを喰らわしてやりたい。

 
ここ数年は、付き合った彼女以外の女性からチョコレートを頂いた記憶が無い。
こうして次第に世間から見放されて、枯れ果ててゆくのだろう。

そう思っていた。
 
 
今日、朝一番に担当したおばあちゃんが、突然バッグを漁りだし、
「べっこめ先生にだけよ。」と耳打ちして、そっとチョコレートを手渡してくれた。
 
うわぁ~、何このイケナイことをしているような感覚!!
 
なんてまた調子に乗った仕事帰り。
ふと、もらったチョコレートをカバンから取り出してみると、
春の陽気に包まれ続けたソレは、見るも無残にグチャグチャになり原形を留めていなかった。
  
な、生チョコ~~~・・・

 

 ダ〇ソーのオナゴたちに幸あれ!
 
 

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