夜の顔。

2006年3月9日
 
 
今のバイトを始めてから、そろそろ1年になることに気がつきました。
 
実はワタクシ、夜のバイトをしております。
と言っても、掛け声の中でドンペリを一気飲みするようなお仕事ではありません。
掃除屋さんです。
いやいや、掃除屋と言ってもキケンなことはしてませんよ。
 
飲食店、スーパー、オフィス、美容室、病院など様々な場所へ行きます。
基本は床掃除ですが、窓ガラスなんかもやったりします。
閉店後(すなわち夜)や休日(丸一日)にやるわけなので、
ほとんど人と接することがありません。
夜はだいたい2〜3人のチームでやるので、なんとも静かなものです。
もっと和やかに楽しくやればいいのに、って思うこともありますが、
そんなことは怖くて言えないので、結局自分も黙々と仕事をこなしております。
昼は爽やか好青年を目指しているワタクシですが、
夜は汚水にまみれた汚いおっさんです。
 
今夜も某スーパーの床をピカピカしてきたところです。
誰にも見られることはありません。
そして掃除されたことに誰かが気付いてくれるのかもわかりません。
明日になれば、ソコはまた行き交う人々に踏まれて汚れていきます。
そうしたらまた、深夜にコソコソと掃除をしに行きます。
まるでゴキブリのようです。
 
いずれ自分が就こうとしている仕事とは正反対の仕事です。
誰かに感謝されるわけではありません。
端から見れば暗くて汚い仕事です。
でも、こういう人目に付かないところで仕事をしている人がいるから
世の中成り立っているんだろうなって思うと、彼らがカッコ良く見えたりします。
 
貴方の行きつけのお店の床が、いつもより光って見えたことはありませんか?
月曜日、オフィスの床や窓が綺麗になったように感じたことはありませんか?
そんな風に感じることがあったとしたら、それはきっと掃除屋さんの仕業です。
 
 

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